福祉用具は、高齢者や病気やけがで障害をもった方たちの日常生活を手助けし、その自立を助けるための道具です。
また、介護する方の負担軽減の役割も担っています。
今回は『浴槽の跨ぎを手助けする用具』をテーマに福祉用具をご紹介します!
浴槽の出入りに不安はありませんか?
その不安、福祉用具で解決できるかもしれません!
浴槽の出入りは大きく分けると、①立って跨ぐ方法、②座って跨ぐ方法の2通りに分けられます。
①【立って跨ぐ方法を手助けする福祉用具】
●浴槽手すり(浴槽に噛ませるタイプ)
浴槽の縁に噛ませて使います。
身体に近い部分で手すりを利用できるため、十分に体重をかけながら足を上げることができます。
グリップの形や高さなど、いろいろなバリエーションがあります。
●置き型手すり(水回りで使用できるタイプ)
しっかりとした土台で支えるため、安心感があります。
跨ぎ以外にも、洗い場での立ち座りなどのサポートにもなります。
●ポールタイプの手すり
浴槽の縁に加え、突っ張り棒のように床と天井を合わせた3点で支えるタイプの手すり。
自分に身長に合った場所を掴むことができるため、無理な姿勢をとることなく跨ぐことができます。
②【座って跨ぐ方法を手助けする福祉用具】
●バスボード(ボードタイプ)
浴槽の両縁側に橋のように架けて使用する板状のものです。
座った状態で浴槽の跨ぎができるため、バランスに不安のある方でも安心して浴槽の出入りができます。
●バスボード(回転式)
身体を捻って跨ぐことが困難な方や苦手な方は、座面が回転して身体ごと浴槽を向くことができるタイプもあります。
●浴槽内昇降機
設置の仕方はバスボード(ボードタイプ)と同じで、座面がリモコン操作で上下に動く仕組みになっているため、浴槽内で立ち座りをせずに湯船につかることができます。
工事不要で、電源は充電式電池となっています。
介護保険制度を利用して、福祉用具の貸与・購入ができます。(介護度によって、対象となる福祉用具が決まっています。)
福祉用具を活用して、ご自分でできることを増やしてみませんか?