障害福祉サービス事業所「みのり」では、一般就労に向けたトレーニングや支援をおこなうほか、就職の困難な方に就労の場を提供するなど、さまざまな支援をおこなっています。
今回は、みのりの利用を経て、令和4年4月から各種清掃業務などをおこなう会社に勤務しているAさんを紹介させていただきます。
Aさんは、平成30年7月から4年間「みのり」を利用し、一般就労を達成されました。
タオルの回収作業
就労に向けての支援として、令和3年10月から「みのり」内での週に2回程度のトイレ清掃作業の実施と、令和4年1月から大分県商工観光労働部雇用労働政策課の2ヶ月間の普通職業訓練(実習)の受講を提案しました。
現場職員、職業訓練科、障害者就業・生活支援センター等の職員の方の支援を受けながら、別府市内の旅館での実習を無事に修了し、令和4年4月1日より現在の会社に採用されることとなりました。
部屋の清掃作業
現在は、湯布院のホテルにてメンテナンスの業務をおこなっています。
就職後も、「みのり」の職員が半年間、就労に伴うさまざまな課題への対応方法等について就職先の会社と連絡調整をおこないました。
半年経過後は、職場定着支援をおこなうため、障害者就業・生活支援センター、大分障害者職業センター、当センターの障害者生活支援センターに支援を完全移行しました。
部屋の清掃作業
就職先の会社の方からは「指示を丁寧・確実に実行することができている。スピード・確実性等がもう1段階成長できれば、メンテナンスのコンテストに出ていただくことも考えている。」と高い評価を受けています。
また、Aさんご本人も「忙しいけど楽しい、やりがいが有る。」とのことで、益々の活躍を期待しています。