障害者支援施設「にじ」で1年半にわたりリハビリをおこなったAさんが、まもなく退所されます。
退所後の生活の準備の一環として、就労継続支援B型事業所とご自宅を訪問しました。
就労継続支援B型事業所を見学しました
「にじ」でも農園芸訓練がお好きなAさんは、地元の「安心家族」という野菜を栽培し販売する事業所を見学しました。
野菜の袋詰めやシール貼りなどできる作業の確認をおこない、「ゆくゆくは、長靴を履いて畑に出たいな」という思いが膨らみます。
ご自宅の玄関です。段差があります。
ご自宅はのどかな場所にたたずむ、立派な日本家屋でした。左半身に麻痺が残るAさんのため、段差のあるご自宅では手すりが数か所必要でした。
住宅改修業者、福祉用具業者、ケアマネージャーさん、そしてご家族も同席し、動作や家具配置などを確認しました。
後日、「にじ」で住宅改修業者の方と一緒に改修案を確認し、具体的な工事日程も決定しました。
住宅改修案の説明がありました
さらに、自宅での生活に向けて、「転倒時の練習が必要だな」と慎重なAさん。
そこで、「にじ」の体操訓練で、畳や床の上で何度も立ち上がりの練習をおこないました。事前に筋トレも実施し、難なく立ち上がりがクリアできました。
畳の上で立ち上がり練習。できました!
Aさんの準備が整い、在宅生活が始まります。Aさんが詰めた野菜がお店に並ぶのを楽しみにしています!