訪問リハビリテーションをご利用中のAさま。
腰を痛めたことで思うように足が動かない中、「娘とゆっくり散歩がしたい」という想いを胸に、リハビリに取り組むこと約8ヶ月。
最近は、下肢筋力も向上し、自宅の中は1人で歩けるようになりました。
さあ、次の目標は「歩行補助具を使ってスーパーへ買い物に行くこと」です。
4点杖やノルディック杖など様々な歩行補助具を使って、屋外歩行練習を実施しました。
しかし、自宅周囲の坂道を歩くには、どれも今一つでした。
そこで新たに試用したのが「電動アシスト付き歩行車」です。
すると…100m先の公園まで歩いて移動することができました。
電動アシスト機能が搭載されているため、上り坂ではアシストが働き、下り坂では自動減速することで坂道でも快適に歩行できます。
「外を誰の介助も無しで、自分の足で歩けるのが嬉しい。これは、当事者にしかわからない喜びです」と涙ぐむAさま。
私たちも、ご利用者さまの身体状況や潜在能力、環境を考慮し、最適な福祉用具を選定することの重要性を改めて認識しました。
今後も引き続きしっかりとご支援してまいります。