12月も下旬を迎え、朝晩の冷え込みが一段と厳しくなってきました。
最低気温が10℃を下回る日も当たり前となり、冬本番の訪れを感じる季節となりました。
そんな中、夏野菜であるミニトマトは、本来20~30℃が育ちやすい温度ですが、障害福祉サービス事業所「みのり」では、温泉熱を活用した温室で栽培しているため、室内は一年を通して20℃前後。

外は冬の気配が漂っていても、温室の中はぽかぽかと暖かく、ミニトマトたちは元気に実を付けています。
温泉熱という自然の恵みのおかげで、冬場も安定して収穫できていることに、改めてありがたさを実感しています。

11月29日の「ノウフクの日※」に合わせ、11月25日~28日、12月1日~5日に全共連で開催された「JA共済もっともっとノウフク2025応援フェア」において、「みのり」の利用者のみなさまが丹精込めて育てたミニトマトが、JA共済ビル(東京都)の食堂で農福連携の期間限定メニューの食材として提供されました。



※「ノウフクの日」とは、農業と福祉が連携し、障がいのある人をはじめとする多様な人たちが、農業などを通じて自信や生きがいを持ち、社会参画することを実現する取り組みである「農福連携」のさらなる展開・普及のため制定された日のこと。
初日となる11月25日には、オープニングセレモニーも開催されました。

また、同期間中、農林水産省や厚生労働省内の食堂においても「みのり」のミニトマトなどを使用したメニューが提供されました。
今年は、例年よりもインフルエンザの流行が早く、感染症が気になる季節となっています。
引き続き体調管理に気を配りながら、利用者さまと一緒に一つひとつの作業を丁寧に重ね、おいしいミニトマトの生産に取り組んでいきます。

