障害者支援施設「にじ」で長年訓練に取り組まれたAさん。
右片麻痺、失語症、そして難病を抱え、社会生活を目標に訓練を続けられました。
「にじ」の仕事への取り組み方はいつもていねい、正確で、責任感も強く安心してお任せできました。
長い訓練期間には、難病の影響で、動きにくい、しゃべりにくいなど、これまでできていたことができなくなる時期がありました。
それでも自ら訓練を休まれることはなく、その時ご自身でできる仕事をこつこつと続けられました。
そして、ご自身の病気や障がいについて、「体調には良かったり、悪かったりがあること」「その時の対処法」「医療スタッフや誰かの支援を依頼すること」などを理解されました。
これからの仕事や地域生活を考えると、大変なこともあるかもしれませんが、「しょうがないですね」そんな風に笑顔でお話されるAさんの強さを、私たち職員は感じることができました。
令和4年12月、Aさんは「にじ」を退所され、念願の地元に戻られます。
令和5年1月から、地元の就労継続B型事業所での就労が開始となります。
「Aさん大丈夫かな?」そんな心配は全くありません。
私たちは自信を持ってAさんを送り出すことができます。
まもなく新しい年のスタートです。
ご活躍をお祈りしています。