障害者支援施設「にじ」での訓練を経て、令和4年4月から「にじ」で働き始めたAさん。
現在は就労定着支援をご利用になられています。
今回の支援内容は「野菜を使った食事づくりの提案」です。
包丁で野菜を切って・・・
脳卒中により障害が残るAさん。
「にじ」での就職が決まって一人暮らしを開始し10ヶ月が経ちました。
仕事を丁寧にこなし、今では「にじ」にとって、なくてはならない存在になったAさんです。
しかし、「にじ」に入所していた頃に比べ、体重や健康診断結果に変化が・・・。
毎日の食事内容を書き出していただくと、栄養の偏りや野菜不足が原因の一つと思われました。
そこで、就労定着支援事業の支援として調理訓練をおこないました。
手際よく進めていきます
メニューにたっぷりの野菜を使った「鍋」を提案し、余った材料で「親子丼」も作りました。
左手の片手作業ですが手際よく包丁を使い、卵も上手に割ることができました。
鍋の素は個包装されているタイプで好みの味であったため、今後も活用できそうです。
作った料理で食べきれない分は冷凍庫で保存し、後日追加で麺を投入するなどして、全て食べきることができました。
おいしそうな鍋が出来上がりました
Aさんに限らず、一人暮らしの方は栄養の偏りや運動不足が原因で、気づかぬうちに病気の再発リスクが高くなっている場合があります。
健康チェックや生活面のアドバイスをすることも、就労定着支援の役割の一つです。
Aさんにはこれからも健康を維持していただき「にじ」で長く働いていただきたいとおもっています。
Aさん、今後ともよろしくお願いします。