先日、障害者支援施設「にじ」では、健康教室「熱中症について」を開催しました。
今回は、そのときの様子をご紹介します。
① 寸劇&クイズで「間違っていた行動とは…?」を考えよう!
まずは、職員による寸劇からスタート!
天気の良い暑い日、畑で作業をする3人家族(お父さん・お母さん・子ども)の物語です。
突然、お父さんが倒れてしまうシーンでは、利用者さまに「水分をとっていなかった」「水を飲みすぎていた」「アルコールを水分代わりにしていた」など、熱中症の原因となる“間違った行動”はどれだったのか、クイズ形式で考えていただきました。
② 熱中症で倒れたときの対応を実演
続いては、熱中症で倒れた人への正しい姿勢のとり方や、介助方法を実演しました。
「左側を下にして横向きに寝かせます」「右の膝は軽く曲げましょう」「反応がなければ、すぐに救急車を呼びましょう」など、場面に応じた対応のポイントを、実際の動きを交えてわかりやすく説明しました。
③ 「間違いさがし」で夏のお出かけチェック!
さらに、夏のお出かけ時の服装や持ち物に関する「間違いさがし」もおこないました。
職員2名が、長袖を着て、帽子やリュック、飲み物などを持った状態で登場し、どこが不適切なのかを利用者さまに見つけていただきました。
たとえば…
首にかけた携帯扇風機 → 顔が涼しいと体全体も涼しいと錯覚しやすく、熱中症のリスクが上がることも。
肌着を着ない → 汗の吸収がうまくいかず、熱がこもる原因になることも。
具体的な説明に、「なるほど~」と納得される声が多く聞かれました。
④ 「熱中症川柳」優秀作品を発表!
事前に利用者さまから募集していた「熱中症川柳」。
当日は投票により選ばれた優秀作品の発表をおこないました。
入選作品はこちらです。
今回の健康教室を通じて、熱中症の予防や万が一の対応について、あらためて考えていただく機会になったのではないでしょうか?
一緒にこれからやってくる暑い夏を乗り切りましょう!