4月8日、新入職員を対象とした、医療安全と感染管理についての研修をおこないました。
令和6年度は、13名が受講しました。
午前中は、感染管理について「標準予防策」を中心に、明日から実践できる感染対策を学びました。
感染管理の基本は手指衛生。
手洗いチェッカーを使用して手洗い後の洗い残しを確認しました。
手洗いチェッカーで確認します
午後は、医療安全の基礎、医薬品・医療放射線・医療機器の安全管理についての研修をおこないました。
医療安全では、ヒューマンエラー「ひとは誰でも間違える」について学び、当法人でのインシデント報告システム等について学びました。
ヒューマンエラー演習のペアワークでは、伝えることの難しさを体感しました
医薬品安全管理責任者 薬剤師の講義
医療機器安全管理責任者 診療放射線技師の講義
医療安全と感染管理は医療と福祉の基盤となるものです。
今後も別府リハでは、医療安全と感染管理についての研修を継続的におこない、患者・利用者のみなさまが安心して過ごせるような環境作りに努めてまいります。
2024年、心新たに現場の職員から提出いただいた医療安全・感染管理に関する標語の掲示をはじめました。
毎月、心のこもった、とっておきの1句が掲示板に色を添えます。
医療安全・感染管理室では、今後も現場の職員と協働しながら、患者・利用者のみなさまが安心・安全な入院生活をお過ごしいただけるよう、支援してまいります。
11月22日(金)に「令和5年第2回感染管理研修会」を開催しました。今回の講師は診療部の高橋健医師です。
高橋医師は「ICD(インフェクションコントロールドクター)」という感染制御の専門家の資格をお持ちです。
「ワクチンについて」というお題で講演していただきました。
「独眼竜と呼ばれた伊達政宗が右眼の視力を失った理由は、天然痘という感染症であった。」「仮面や付簿黒(つけぼくろ)はなぜ生まれたか?」など感染症やワクチンの歴史からお話くださいました。
講演風景
上映会風景
研修会後のアンケートでは 「先生の話が面白くて引き込まれました」という声が多く寄せられました。
ワクチンについては、メリットよりもデメリットのほうが大きく見えてしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回の研修では、様々なワクチンの効果と副作用について説明していただきましたので、不安や疑問が解消されて、理解が深められたと思います。
今後も患者・利用者のみなさま、職員の感染予防のために、定期的に研修会を開催していきます。