10・11月に、リハビリテーション部のスタッフを対象とした薬剤勉強会を開催しました。
日々のリハビリテーションでは、患者さまがどのような薬を使っているか、その薬にどのような特徴があるかを踏まえて、リハビリテーションの効果を評価し、適切な支援をおこなうことが、ますます重要なものになっています。
この勉強会は、そのような状況のなか「より実践的な知識共有の場をつくりたい」というリハビリテーション部からの依頼を受けて開催したものです。
別府リハビリテーションセンターには現在、2名の薬剤師が在籍しています。
患者さまへ提供する薬の準備はもちろんのこと、どのような薬を使っているかの確認、薬の使い方の説明、医療チームの一員としてのさまざまな会議(栄養面のサポートや認知症、感染対策)への参加など、多くの職種のスタッフと連携しながら、薬の効果を最大限に引き出し、ひとりひとりに合った薬の使い方を見つけることが主な役割です。
今回の勉強会では、「鎮痛薬(痛み止め)について」「認知症と治療薬について」などをテーマとして取り上げました。
活発に質問が寄せられ、それぞれの患者さまに関する具体的な相談も多く、リハビリスタッフだけでなく薬剤師にとっても非常に有意義な時間となりました。

薬の知識は、患者さまの状態の変化に対する理解や、問題や危険を未然に防ぐこと、そしてリハビリテーションの質の向上に直結する大切な要素です。
今後もそれぞれの職種間で知識を共有し、より良いリハビリテーションの提供につなげられるよう、薬剤師として力を尽くしてまいります。
患者さまに入院生活の中で少しでも楽しみを感じていただけるよう、また、季節を感じる行事を通じて、余暇の時間を充実させていただくため、令和7年10月10日に病棟運動会を開催しました!

代表の患者さまによる選手宣誓では、
「私たちは、これまで積み上げてきたリハビリの成果を活かし、最後の一瞬まで全力を尽くすことを誓います。 エイエイオー!」
という力強い声が響き渡り、会場の雰囲気が一気に盛り上がりました。
各病棟では紅白に分かれ、誰もが楽しめるよう、工夫を凝らした団体競技をおこないました。

赤白帽子を久しぶりにかぶって挑む「帽子にボール」では、制限時間内に帽子にボールをくっつけあいこ!
みなさま童心に戻り、まさに「知真剣(しら しん けん)」です。


続く「ダルマ渡し」では、ダルマを落とさないように、お隣さんへ「ヨイショ♪ヨイショ♪」と声を掛け合い、チームワークも抜群でした。

次は運動会ならではの競技!「玉入れ」です。
狙いを定めて、カゴへ投げ入れます。

A棟では、職員が紐で引くカゴが行ったり来たりするため、作戦を練りながら投げました。

B棟の最後の種目は「風船飛ばし」。
うちわで仰いで、筒から風船を飛ばします。
みなさま一生懸命に風を送り、大盛り上がりでした!

結果発表では、A棟は白組の優勝!

B棟は仲良く引き分けとなりました。
普段とは違う患者さまの表情を見ることができたり、日頃のリハビリの成果を発揮できたりと、職員にとっても嬉しいひとときでした。
職員は、患者さまの喜ぶ姿を想像しながら、本番に向けて1か月以上前から準備をおこなってきました。
その甲斐もあり、運動会本番は想像以上の盛り上がりをみせ、大盛況に終わりました!
今後も、患者さまに楽しんでいただけるような行事を企画し、充実した時間を提供できるよう、試行錯誤していきたいと思います。

ズラリと並ぶ先輩の前での発表は緊張しますがとても勉強になりました
別府リハの回復期リハビリテーション病棟の療法士が所属するリハビリテーション部ではこの時期、別府リハ1年目の職員(新卒者、既卒者ともに対象です)が、担当した方に対しておこなったリハビリテーションをふりかえり、その中で感じた気づきや疑問を先輩療法士にぶつける「1年目職員事例検討会」を毎年おこなっています。
今年度は4名の1年目療法士(理学療法士、作業療法士、言語聴覚士)が発表をおこないました。
別府リハでは「365日リハビリテーション」をおこなっていることから、1年目療法士の担当する方のリハビリテーションを先輩療法士が担当する日もあり、現在進行形でリハビリテーションをおこなっているときにも、先輩の指導を受けたり質問をしたりしやすい環境です。
しかし、時間をおいてあらためて論理的に整理すると、リアルタイムではきづかなかった疑問が湧いてくることはよくあること。
検討会本番では、作成した資料や電子カルテをつかって、退院までのリハビリテーションの経過を報告するとともに、今回整理するなかであらためて生じた疑問を述べました。
それぞれの発表後におこなわれる質疑応答では、先輩療法士から、厳しくも愛ある多くの質問やアドバイスが。
ひとりの先輩がコメントすると、さらにそれを受けてアドバイスをくれる先輩もいて、ディスカッションの場はどんどんあたたまっていきました。

質問の意図を正しくとらえて適切に答えることも発表では大切です
1年目療法士が先輩たちの質問に答える姿はじつに堂々としていて、アドバイスをする先輩や上司も、彼らの成長をとてもたのもしく感じました。
発表を終えたひとりは「同じ職種の先輩からの助言はもちろんですが、今回はほかの職種の先輩からも質問やアドバイスをいただくことができ、異なる視点からのご意見は、とても勉強になりました」と話していました。
また、彼らの発表を準備段階からサポートした先輩療法士からは「入院中にも症状の評価やリハビリテーションの内容について相談にのっていましたが、退院後あらためて一緒にふりかえると、より一層、リハビリテーションを受ける患者のみなさまの視点で考えることができました」といった感想が聞かれ、先輩たちにとっても良い学びの場となったようでした。
別府リハでは、職員が安心して成長できる職場づくりをこれからもおこなっていきます。

別府リハの回復期リハビリテーション病棟では、新人教育の一環として、新人理学療法士・作業療法士・言語聴覚士が、自分の担当した方に対しておこなったリハビリテーションをふり返るとともに、そのなかで生じた疑問を先輩セラピストにぶつける「新人事例検討会」を開催しています。
この検討会では、スライドや抄録など、学会のようなプレゼンテーション資料を作らずに、日頃使用する「電子カルテ」にあるデータを使って説明をおこなうことで、研究の練習をするのではなく、毎日の臨床の力や考え方を育てることをめざしています。
しかし、こういったスタイルでおこなうはじめての検討会は、どうやってふり返っていけばよいのか、どのようにすれば聴いてくれる人に伝わるのかなど、新人にとっては難しいことだらけです。
そこで今年度から、準備を始める1年目職員に対して、先輩たちが「こうやって発表するんだよ」とお手本を示す機会を作ることにしました。

模範プレゼンテーションをおこなってくれたのは、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士それぞれの先輩。
先輩たちはスクリーンに映した電子カルテを上手に使って、脳画像や、リハビリテーションの目標、介入方法、経過などをわかりやすく説明してくれました。

ひとつのプレゼンテーションが終わるごとに時間をとった質疑応答では、1年目の職員以外にも手を挙げる職員が多く、たくさんの質問や意見、アドバイスが出て、和気あいあいとした雰囲気の中、有意義な時間となりました。

前方の席でプレゼンテーションをしっかり見た新人職員からは、
「先輩たちが日ごろどのようなことを考えてリハビリをしているのか、知ることができました」
「どんな風に発表するのか、発表の流れを理解することができました。」
「抄録やスライドを使わないで発表する形式を初めて見て、自分で発表するイメージが湧きました」
などの感想が聞かれました。
別府リハでは、今後も新人職員が安心して成長できる環境を整えていきます!