障害者支援施設「にじ」では、利用者のみなさまが日々真剣に訓練に取り組まれています。
秋といえば“スポーツの秋”。
そこで今回は、卓球バレー大会を開催しました!
卓球バレーは、日頃から訓練プログラムにも取り入れられているため、強者揃いの大会となりました。
開会式の様子
さらに、「にじ」職員チームも編成し、利用者のみなさまと熱戦を繰り広げました。
会場では、「どんまい!」「ナイス!」などの声援が飛び交い、大いに盛り上がりました!

試合の合間にはお茶やコーヒーを飲みながら一息つき、楽しく談笑する姿も見られました。
レクリエーションを通して、利用者さま同士の交流の輪も広がったようです。

利用者のみなさまには、入所生活の中で「ワクワクする気持ち」を大切にしていただきたいと考えています。
これからも、心躍るようなレクリエーションや行事を企画してまいります。
別府リハの広い敷地には、四季折々の様々な樹木が植えられており、利用者さまや職員の目を楽しませてくれます。
障害者支援施設「にじ」の職員用駐車場には、5~6mほどに成長した大きなユッカの木があります。
猛暑が続いた令和7年8月、このユッカが白い花を咲かせました。
勤続20年の間で、初めて目にする光景です。
ユッカは「青年の木」と呼ばれ、仕事運の向上に効果があるといわれています。
花言葉は「颯爽」。
私たちも、颯爽と日々の仕事をこなしていきたいものです。

また、「にじ」の農園芸休憩室の裏には、植えてから8年目を迎えたイチジクの木があります。
今年もたくさんの実をつけました。
花言葉は「豊富」。
物価高に悩まされる昨今ですが、心豊かに過ごしていきたいと思います。

温室には、長い間枯れずに元気に育ち続けるサボテンがあり、いつも青々とした姿で私たちを和ませてくれます。

そのほかに大葉やバジルも栽培しており、種をまいてから1~2か月で収穫期を迎えます。
現在ちょうど収穫の時期を迎え、私たちの食卓に香りと彩りを添えてくれています。


まだまだ残暑が厳しく屋外に出るのが難しい毎日ですが、少し目を向けてみると、さまざまな植物たちがそれぞれの姿で、私たちを楽しませてくれます。
障害者支援施設「にじ」では、日頃から暑い中、一生懸命に訓練に取り組まれている利用者さまにリフレッシュしていただけるよう、毎年恒例の夏祭りを開催しました!
景品釣りゲームでは、苦戦しながらも狙いを定めてチャレンジ!
釣れた景品は獲得でき、大盛り上がりでした。

缶クラッシャーゲームは、缶のタワーにボールを投げ、すべて倒せたら景品ゲット!
利き手ではない方の手を使い上手に投げられる利用者さまもいて、訓練の成果が発揮されていました。

ビンゴが成功したら景品がもらえる輪投げ。
ビンゴ達成は難しかったものの、皆さん真剣に楽しんで取り組まれていました。

食堂では、「涼」を感じていただくため、トッピングにアイスの実やお菓子を添えた「かき氷」を提供。
暑さを忘れて、ほっとひと息つける時間となりました。

そして、今回の夏祭りでは、職員3名が仮装して登場。
日頃の真面目な姿からは想像できない装いに、利用者さまも大盛り上がりでした!

毎年恒例のにじ夏祭り。
今年も大盛況で、利用者さまのたくさんの笑顔を見ることができ、職員も一緒に楽しむことができました。
来年はどんな催し物を準備しようか…今から楽しみです!
障害者支援施設「にじ」では、「テレビ体操」という新しい訓練をはじめました。
大きな画面に映し出された体操動画を見ながら、手足や体幹の運動、ストレッチをおこなうもので、柔軟性や筋力の維持・向上を目的としています。
このようなメニュー表をもとに、目的に応じた運動を選んで取り組みます
大画面の映像を見ながら、ゆっくりと体を動かしていきます
週一回のペースで実施しており、継続することで、自主訓練として定着することを目指しています。
動画のおかげで、動きのポイントが視覚的にわかりやすく、利用者さまも正しい姿勢や動作を習得しやすいようです。
動画を見ながら、みなさん丁寧に体操を実践されています
つま先を上げて、しっかりストレッチ
良い姿勢を保ちながら参加されています
毎回一生懸命に取り組まれる姿が印象的です。
およそ30分間、頭の先からつま先まで意識を向けながらおこなうと、見た目以上にしっかりとした運動になります!
運動のあとはすっきり笑顔に。いい表情がそろいました!
今後も「にじ」では、楽しみながら健康維持につながる活動を取り入れ、利用者さまの生活をサポートしていきます。

改造を終えたAさんの車両。Loopのスタッフの方から教わります
障害者支援施設「にじ」で就労移行支援の訓練を終え、令和元年9月より復職されたAさん。
けがをする前に購入されていた自動車では車いすの積み込みが難しいため、ご家族の送迎で通勤されていました。
しかし、今後のことを考え、ぜひ自分で運転して通勤できるようになりたい!ということでご相談いただき、就労定着支援センターで支援することとなりました。
まず、車いすを変更するか改造車にするか、ご自分で通勤できるようになるための方法を一緒に考えていきました。
そして、福祉車両のカスタマイズなどをおこなっている株式会社Loop様に相談にうかがったところ、車いすはそのままで、車にリフトをつけることで積みこみができるようになることがわかり、改造車を購入することになりました。
Aさんは、両手機能と両下肢に障がいがあるため、ドアの開閉やリフトの操作、車の乗りこみなど、多くの点で工夫が必要でした。
でも「一人で運転して移動ができるようにしましょう。自分たちにできることはなんでもします!」という心強い言葉とともに、Loopのみなさまがたくさんの改造と工夫を加えてくださって、ついにAさんの車両が完成!
5年ぶりの運転で不安もあるので、別府リハの自動車運転コースで、久しぶりの運転に挑戦することになりました。

車いすをつける位置を確認

リフトで車いすを吊り上げます

別府リハの自動車運転コースで練習。車いすもきれいに収まりました
練習の成果で、Aさんは車いすの積みこみもスムーズにできるようになり、5年ぶりに運転席に座ることができました。

5年ぶりに座る運転席です
雨の日の車椅子の積みこみをどうするかなど、まだ解決すべき点はあるものの、職場の駐車場についても上司の方にすでに相談し、通勤できる日はもうまもなくです。
障がいを持ちながら働きつづけようとすると、さまざまな課題に直面して、立ち止まってしまうこともあります。
わたしたちはこれからも、利用者のみなさまと一緒に考えて課題を一つひとつ乗り越え、前に進めるよう支援していきます。