障害者支援施設「にじ」では、退所後の余暇活動のイメージ作りとして、道の駅「たのうらら」と「海地獄」への外出を企画しました。
前回ご紹介した「たのうらら」に引き続き、今回は「海地獄」への外出の様子をご紹介します。
「海地獄」は、別府地獄めぐりの地獄の一つで、別府リハのすぐ近くにあります。
入口で記念撮影をおこない、わくわくどきどきしながら地獄へ出発します。
園内に入ると、青くてきれいな海地獄を見ることができました。
また、力強く立ち上る温泉の噴気に圧倒されました。
時折吹き上がる噴気に周囲が真っ白に包まれる場面もあり、足元が濡れて滑りやすかったため、慎重に歩いて移動しました。
職員A「この中に入ったらいい湯加減かな? どう、一緒に入ってみない!!」
利用者B「ふ~ん、入れば…」そのような冗談も聞かれました。
園内には足湯もあり、「やっぱり温泉は気持ちがいいな~!」と癒しを感じるひとときを過ごされていました。
数十年ぶりに「海地獄」を訪れたという利用者さまもいらっしゃり、久しぶりに地獄めぐりを楽しむことができました。
「温室にバナナがあるよ~」「ドコ、ドコ…あった~!」
機会があれば、今後他の地獄めぐりへの外出も企画したいと思います。
地域生活を目指す利用者の方にとって、余暇を充実させたり楽しみを見つけたりすることはとても大切です。
障害者支援施設「にじ」では、退所後の余暇活動のイメージ作りとして、道の駅「たのうらら」と「海地獄」への外出を企画しました。
今回は、道の駅「たのうらら」への外出の様子をご紹介します。
入口は緩やかなスロープになっており、車椅子の方でもスムーズに出入りすることができました。
店内の通路は、車椅子では多少譲り合いが必要な場面もありましたが、「お先にどうぞ」と声を掛け合い、楽しくお買い物できました。
昼食に人気店のパンやお弁当をチョイス。
施設の食事ではなかなか食べる機会のない海鮮丼をじっくり吟味される方もいらっしゃいました。
2階に上がると…海を見渡せるテラスがあり、晴れ渡る青空に気持ちの良さを感じました。
また、ストリートピアノを弾く男性がいらっしゃり、優雅な音色にうっとり聞き入っていました。
普段とは違った空間で時間を過ごすことで、余暇活動のイメージを少しでも持っていただけたら嬉しいです。
次回は「海地獄」への外出の様子をお届けします。
パラリンピックをご覧になりましたか?
今回も数々の感動を与えてくれましたね。
障がいのあるなしに関わらずスポーツを通して人の可能性や強さを感じます。
さて、障害者支援施設「にじ」では“にじリンピック”と称して卓球バレー大会を開催しました。
4チームの総当たり戦。
大会に向け、訓練終了後に練習を重ねてきました。
本番では、ラケットを持つ手にも力が入りますが、「笑って、笑って!楽しんでいこう!」というかけ声も聞かれていました。
大会は大きな笑い声に包まれ、大変盛り上がりました(^^♪
結果はCチームが圧倒的な強さで全勝優勝でした。(おめでとうございます!)
大会の最後に職員チームがCチームに手ほどきを受けました。
真剣に頑張りましたが…結果は…惨敗でした(涙)
麻痺のない非利き手で打つスマッシュやブロックには目を見張るものがあり、改めて日頃の練習とチームワークの良さに感服でした。
またみなさんに楽しんでいただけるようなスポーツ大会を企画していきたいと思います。
こんにちは。障害者支援施設「にじ」です。
にじでは、地域で自立した生活を目指す「自立訓練」と、一般就労を目指す「就労移行支援」の訓練を提供しています。
今回は、就労移行支援の利用者さまが、今後の就労のイメージづくりを目的として、特例子会社3社に見学に行った際のご様子をお届けします。
(特例子会社:親会社が障がい者の雇用促進と安定を図るために設立した子会社)
見学では、実際に職場を見せていただきながら、どういった障がいの方が、どのようなお仕事をしているのかご説明いただきました。
障がいによる困りごとがないか、定期的に職員アンケートをとり「声」を拾い上げる仕組みを作っている会社もありました。
利用者さまには、事前に見学する会社について調べていただいており、積極的に質問される方もいました。
見学を終えた車の中では、
「私はああいう仕事に興味がある」
「自分にはちょっと難しそう」
「もっといろいろな職場を見てみたい」
などの感想が聞かれました。
今回の見学を、今後の就職活動や訓練に活かしていただけるように支援してまいります。
ご協力いただいた特例子会社のみなさまありがとうございました。
車椅子ユーザーになって2年半、障害者支援施設「にじ」を利用して2年を超えたAさん、まもなく地域生活が始まります。
車椅子ユーザーの方にとって、地域生活を始める際には、生活環境を整えることが大変です。
Aさんは住む場所を賃貸の一軒家に決め、現場に何度も足を運び、業者さんと相談しながら、福祉用具のカタログを見て熟考しました。
試行錯誤を繰り返し、約2ヶ月かけて生活できる環境が整いました。
玄関まではスロープを置きます
居室用の車いすに乗り換えます
浴室は浴槽台を作りました
トイレはイレクターで作製した台を置きました
2階には昇降機で上がります
段差をなくして寝室に入ります
障害年金の申請や住宅改修の補助金申請に関する書類作成、市役所とのやりとりなど、たくさん準備することがありました。
生活に必要なものも、ネットや「にじ」の近隣のお店で購入し、ご自身で準備を着々と進められました。
そして、この令和6年9月、環境が整い、まもなく地域生活が始まります。
「2年間、あっという間でした。何か楽しみを見つけないといけないな。」と話されていたAさん。
事故に遭う前の生活よりも不便なことがあるかもしれませんが、Aさんのこれからの地域生活がより良いものであることをスタッフ一同お祈りしています。
8月20日、障害者支援施設「にじ」にて、2024夏祭りを開催しました。
今年の夏祭りも利用者のみなさまに楽しんでいただけるような企画を用意しました。
スイカ割り、千本くじ、スヌーズレンボトルワークショップを企画し、会場には夏祭りの雰囲気を出すために、提灯などの飾りつけを利用者さまとともにおこないました。
【スイカ割り】
手作りの模型のスイカを用意して制限時間内に割る企画です。
みなさま真剣です!!
その理由は、上手く割れたら、たこ焼きがもらえる引き換え券がゲットできるからです。
【千本くじ】
無数の紐の中から、1本を選び、その先にある景品を当てる企画です。
みなさま楽しそうに挑戦されていました。
【スヌーズレンボトルワークショップ】
ペットボトルに各自、お好みのビーズやスパンコール、カラーセロハンなどを入れて、水と洗濯のりを入れたら完成です。
完成したボトルは、展示室でライトアップすることで、綺麗に輝き、光と音の空間で癒しの時間を過ごしていただきました。
夏といえば、かき氷です。
シロップは、いちご、メロン、ブルーハワイを準備しました。
今年は本格的なかき氷機が準備できたため、ふわふわのかき氷を提供することができました。
かき氷は、普段の食事では提供できないため「美味しかったよ」「頭がキーンとなったよ」「ふわふわだね」などの感想が聞かれ、喜んでいただきました。
なかでも一番好評だったのは、たこやきで「おかわりをしたい」といった声も聞かれました。
毎日、訓練を頑張っている利用者さまが一息つける企画として、夏祭りレクリエーションを開催しました。
今後も利用者のみなさまが楽しめるイベントを企画していきます。
みなさま、こんにちは!
障害者支援施設「にじ」では、毎月楽しいイベントを企画しています。
7月には七夕会として「うちわ作製」を利用者のみなさまと一緒におこないました。
2種類のうちわを作製した様子をご紹介します。
① 折り紙うちわ
色とりどりの折り紙を貼り合わせて、独自のデザインを考えました。
出来上がったうちわは、ラメを付けて天の川のようになり、とてもきれいでした。
② 折り染めうちわ
和紙を折り、水彩絵の具に浸けて模様を作りました。
利用者のみなさまは、自分の好きな色を選んで、それぞれ個性的で素敵な仕上がりになりました。
みなさまのアイデアが詰まったうちわは、夏の暑さを和らげてくれそうですね!
利用者さまからは「またやりたい!」という前向きな声が多く聞かれました。
このようなイベントを通じて、認知機能や手先の作業能力が向上し、コミュニケーションも活発になり、生活の質(QOL)が向上していることを私たちスタッフも感じています。
次回のイベントも楽しみにしていてくださいね!
買い物は、生活する上で不可欠なことであり、楽しみでもあります。
障害者支援施設「にじ」では、希望者を募り外出訓練として買い物レクリエーションをおこないました。
今回は2つのショッピングモールに行きたいとの声がありましたので、2グループに分かれて行ってきました。
【Aグループ】
当日は催事がおこなわれていたため、お客さんが予想より多かったのですが、他のお客さんと接触することなく安全に移動されていました。
荷物が一杯になっちゃった~、ちょっと買いすぎたかな~(^▽^)/
大好きなお菓子買っちゃった♪
おいしそうな料理に目移りしながらも、オムライスを購入♪
レジでお支払い・・・最近高くなったナ~⤵
【Bグループ】
いざ臨戦態勢!!
日用品何が無かったかな??
みなさま大好きなハンバーガーやドーナツなど、日頃あまり食べられない食べ物を購入して、とても嬉しそうにされていました。
感染症対策のため外食はおこなわず、好きな食べ物をテイクアウトして、ご自分のお部屋で食べていただきました。
日々の生活の中で、脳卒中片麻痺の方々が直面する課題の一つに「爪切り」があります。
障害者支援施設「にじ」では、爪切りを介助するだけでなく、どのようにしたら自身でおこなえるようになるかを一緒に考えていきます。
今回は、片麻痺の職員が利用者のみなさまに対して、爪切りのデモンストレーションをおこなったときの様子をご紹介します。
まず、足を使って爪を切る方法をご紹介しました。
特別な器具を使わずに、足を利用して爪を切ります。
職員からの「始めは怖かったけど、少しずつ切れば大丈夫」とのアドバイスに、利用者のみなさまは、深爪になったり皮膚を傷つけたりしないように注意しながら取り組まれていました。
次に、片手で操作が可能な福祉用具や電動爪切りといった道具をご紹介しました。
みなさま真剣なまなざしで聞いてくださり、導入を検討する方もいらっしゃいました。
その他にも、日々の困りごとに対して利用者のみなさまで教え合い、とても有意義な時間になりました。
「にじ」では、今後も、利用者のみなさまがより快適に、そして自立した生活を送れるよう、日々の生活支援に努めてまいります。
障害者支援施設「にじ」では、先日、健康教室を開催しました。
今回の健康教室のテーマは『砂糖の量』です。
糖分のとりすぎに注意していただくための情報を、利用者のみなさまにお伝えしました。
まず、保健室前の掲示板で、一般的な飲料水に含まれる砂糖の量について、スティックシュガーに換算し、お知らせしました。(スティックシュガーは1袋3グラムです)
掲示されているスティックシュガーの多さにみなさまびっくりされていました。
健康教室では、実際に砂糖の量を目で見て確認するため、砂糖25gと60gをみなさまに実際に計量していただきました。
25gと60gともに計量ぴったりの利用者さまがいらっしゃり、周囲から大きな拍手がわき起こりました!!!
この他、ケーキやチョコレート、キャラメルなどの砂糖の量もご紹介しました。
利用者さまからは「自分で思っていたよりも砂糖が入っているのがわかった。」「砂糖の量を計るのは難しいけど、考えながらできて楽しかった。」といった声が聞かれました。
また次回の健康教室も楽しみにしていてください!