ズラリと並ぶ先輩の前での発表は緊張しますがとても勉強になりました
別府リハの回復期リハビリテーション病棟の療法士が所属するリハビリテーション部ではこの時期、別府リハ1年目の職員(新卒者、既卒者ともに対象です)が、担当した方に対しておこなったリハビリテーションをふりかえり、その中で感じた気づきや疑問を先輩療法士にぶつける「1年目職員事例検討会」を毎年おこなっています。
今年度は4名の1年目療法士(理学療法士、作業療法士、言語聴覚士)が発表をおこないました。
別府リハでは「365日リハビリテーション」をおこなっていることから、1年目療法士の担当する方のリハビリテーションを先輩療法士が担当する日もあり、現在進行形でリハビリテーションをおこなっているときにも、先輩の指導を受けたり質問をしたりしやすい環境です。
しかし、時間をおいてあらためて論理的に整理すると、リアルタイムではきづかなかった疑問が湧いてくることはよくあること。
検討会本番では、作成した資料や電子カルテをつかって、退院までのリハビリテーションの経過を報告するとともに、今回整理するなかであらためて生じた疑問を述べました。
それぞれの発表後におこなわれる質疑応答では、先輩療法士から、厳しくも愛ある多くの質問やアドバイスが。
ひとりの先輩がコメントすると、さらにそれを受けてアドバイスをくれる先輩もいて、ディスカッションの場はどんどんあたたまっていきました。
質問の意図を正しくとらえて適切に答えることも発表では大切です
1年目療法士が先輩たちの質問に答える姿はじつに堂々としていて、アドバイスをする先輩や上司も、彼らの成長をとてもたのもしく感じました。
発表を終えたひとりは「同じ職種の先輩からの助言はもちろんですが、今回はほかの職種の先輩からも質問やアドバイスをいただくことができ、異なる視点からのご意見は、とても勉強になりました」と話していました。
また、彼らの発表を準備段階からサポートした先輩療法士からは「入院中にも症状の評価やリハビリテーションの内容について相談にのっていましたが、退院後あらためて一緒にふりかえると、より一層、リハビリテーションを受ける患者のみなさまの視点で考えることができました」といった感想が聞かれ、先輩たちにとっても良い学びの場となったようでした。
別府リハでは、職員が安心して成長できる職場づくりをこれからもおこなっていきます。