大分県では7月中旬に梅雨明けし、気温が上昇して熱中症が心配される時期となりました。大分地方気象台と環境省は、熱中症警戒アラートを発表し、熱中症に対するいっそうの対応を求めています。
そんな中、障害福祉サービス事業所「みのり」でおこなっているミニトマト栽培での温室作業では、新型コロナウイルス感染症対策を講じつつ、さまざまな熱中症対策を積極的に実施しています。
1.作業時間の短縮
暑さ指数を計測する「WBGT測定器」を使って定期的に確認
「暑さ指数」(気温と湿度、日射などから算出される熱中症の危険度を判断する数値)を活用し、指数が「注意」以上となったばあい、通常作業時間55分を40分に短縮するとともに休憩時間を20分確保するなど、利用者のみなさまと職員の安全への充分な配慮をおこなっています。
室温の変化はパソコンで常にチェック
温室の室温については、職員が目視により定期的に確認するとともに、室温の変化をパソコンで常に監視し、異常をすみやかに察知できる措置を講じています。
2.オリジナルの経口補水液を提供して水分補給を徹底
飲み忘れがないよう、職員が休憩場所をまわって経口補水液を配ります
氷を入れた保冷ジャーで冷やした経口補水液
利用者のみなさまには、朝礼で水分補給を呼びかけるとともに、センター敷地内で栽培収穫したかぼすの果汁を入れたオリジナルの経口補水液を午前と午後の1日3回配布して、水分・ビタミン・ミネラルを補給していただくよう徹底しています。
3.休憩場所の工夫
風がよく通る場所にテントがあるので、とても涼しいです
直射日光を避けて体温調整できるよう、休憩時間には風通しの良い温室外の場所にテントを張り、日陰で休憩しています。
4.温室内設備の工夫
大型扇風機がフル稼働しています
温室内では、温室の空気を随時入れかえられるよう、天井と通路に空調扇を設置するとともに、大型扇風機も複数台配置しています。
また、15~20分間隔でミストを噴出するための設備を設置して暑さをやわらげています。
ミストが立ちこめた温室内。空調ベストでの暑さ対策もしています
そのほか、空調ベストを着用したり水分を凍らせて持ってきたりして、各自においても熱中症対策に取り組んでいます。
こうした取り組みにより「みのり」では毎年熱中症発生者数ゼロを達成しています。この夏も利用者のみなさまと職員が安全に作業できるよう、取り組んでまいります!
5.「みのり」利用をご検討中のみなさまへ
障害福祉サービス事業所みのりの利用をご希望の方は、下記までお気軽にお問い合わせください。
コロナウイルス感染症対策も十分におこない、随時見学を実施しています。
お問い合わせ(タップで発信)
0977-67-1713(直)
FAX : 0977-67-1715