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【にじ】利用者の方が障害者雇用で就職!毎日が充実しています

病棟の食堂を清掃する「にじ」利用者A様
病棟の食堂テーブルに湯呑みを置いていくAさま

障害者支援施設「にじ」で、就労移行支援の訓練を約3年続けてこられたAさま。この4月に就職が決まり、「にじ」を卒業してついに社会人への復帰を果たされました。

「にじ」では就職を目標に、訓練に一所懸命取り組んでこられたAさまは、出された指示をきっちりと守り、正確かつていねいに仕事をなさる方です。

気持ちもいつも安定しており、ほかの利用者の方と協力して行う作業も、しっかりおできになっていました。

そんなAさまになら「できることがある!」とわたしたち支援者の意見が一致し、今年の1月から現場での実習がはじまりました。

※写真はすべて実習時のようすです。

病棟でお茶を作るAさま
患者のみなさまにお出しするお茶を作ります

使用済みシーツを片付けるAさま
使用済みのたくさんのシーツを片づけ

病院でおこなった実習では、シーツの片づけや消毒作業などの仕事に真摯に取り組み、この病院への春からの就職が決まりました。

病院の看護師、介護福祉士がこれまでしていた仕事からAさまにできる作業が割りふられ、「にじ」就労移行支援の先輩である病院スタッフのBさんが担当する業務も分担することとなり、毎日の担当業務が決まりました。

シュレッダー作業をするAさま
事務室で廃棄書類をシュレッダーにかける作業中

食堂のアクリル板を拭きあげます
食堂のアクリル板を拭きあげます

診察室を消毒します
診察室のデスクもすみずみまで消毒

Aさまが就職してもうすぐ約1か月。

病院のスタッフや患者のみなさまから「助かっています」「きれいに拭いてくれてありがとう」という声援をもらい、Aさまは今、充実感でいっぱいの毎日を送っています。

新型コロナウイルスの影響で、きゅうくつな生活がもう2年以上続いています。

Aさまが毎日一所懸命、ていねいに続けている消毒作業は「新しい生活様式」が必要となった令和の時代に欠かせない大切な仕事です。

「世間が必要としているものと、あなたの才能が交わっているところに天職がある」というアリストテレスの名言を、Aさまの働く姿を目にしながら、「にじ」スタッフはかみしめています。

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