スタッフと一緒にお弁当をつくります
障害者支援施設「にじ」の就労移行支援OBのAさん。
就労移行支援のご利用を経て就職したのち、現在は就労定着支援をご利用になられています。
就職して3年半が経ち、間もなく就労定着支援も終了です。(就労定着支援事業は、利用開始から3年間の支援ができます。)
就職が決まって「にじ」を退所した時は、ご両親と同居のため、調理をすることなど、考えもしませんでした。
お米を洗います
それから3年半。
その間には、いつも食事やお弁当を作ってくださるご家族が入院するという時期もありました。
面談の中で、「食事が大変だった」とお聞きしました。
そこで、「ご自分でおにぎりを作ってみたらどうでしょう?」という提案から、調理訓練をおこなう運びとなりました。
ラップは難しい・・・
右手が使えなくなってから、キッチンに立つのは初めてです。
「どうやって切るの?」「ラップは難しい・・・」など、実際にやってみて、わかったこともありました。
久しぶりの調理です
お弁当ができあがるまで、約1時間かかりました。
「1時間かあ・・・早く起きんとな」そう話されるAさん。
こんなお弁当ができました!おいしそうです!
施設を退所されてから、3年半という期間には、職場環境だけでなく生活環境の変化もあることを、Aさんの支援を通して学ぶことができました。
「時々は、早起きしてお弁当を作ってみてはいかがでしょうか?」
支援は終了しますが、これからも仕事を続けていただきたいなと願っています。