日々の生活の中で、脳卒中片麻痺の方々が直面する課題の一つに「爪切り」があります。
障害者支援施設「にじ」では、爪切りを介助するだけでなく、どのようにしたら自身でおこなえるようになるかを一緒に考えていきます。
今回は、片麻痺の職員が利用者のみなさまに対して、爪切りのデモンストレーションをおこなったときの様子をご紹介します。
まず、足を使って爪を切る方法をご紹介しました。
特別な器具を使わずに、足を利用して爪を切ります。
職員からの「始めは怖かったけど、少しずつ切れば大丈夫」とのアドバイスに、利用者のみなさまは、深爪になったり皮膚を傷つけたりしないように注意しながら取り組まれていました。
次に、片手で操作が可能な福祉用具や電動爪切りといった道具をご紹介しました。
みなさま真剣なまなざしで聞いてくださり、導入を検討する方もいらっしゃいました。
その他にも、日々の困りごとに対して利用者のみなさまで教え合い、とても有意義な時間になりました。
「にじ」では、今後も、利用者のみなさまがより快適に、そして自立した生活を送れるよう、日々の生活支援に努めてまいります。