大分県日出町にあるこちらの会社は、車椅子ユーザーの方や、知的・精神障害などさまざまな障害のある方が就労されています。
なんと障害者雇用率は62.8%。
障害者支援施設「にじ」でも、身体障害や高次脳機能障害を抱えながら就労を希望する方が多くいらっしゃいますが、「障害を抱えて働く」とは実際どのようなことなのか、イメージが湧きにくいものです。
そこで今回は、実際に働く現場を見ることで、より具体的な目標をもって訓練に取り組むことができるように、5名の利用者さまと一緒にお伺いしました。
まず会社の概要をお聞きした後、部品製造、データ領域業務など、さまざまな部署を見学しました。
初めて見る職場環境に、利用者さまも興味津々。
見学を案内してくださった社員の方のお話に、熱心に耳を傾けられていました。
エントランスホールにて、会社概要をお聞きしています
障害がある方とない方が隣同士で協働することで誰もが能力を発揮しやすい環境づくりや、握力の弱い方でも車椅子を駆動しやすい緩やかなスロープ、トレーニングジムやカウンセリングルームといった心身の健康をサポートする設備など、社員の方一人ひとりに配慮された職場環境でした。
休憩時間には、楽しそうに談笑される社員の方々の姿が、とても印象的でした。
車椅子の方でも負担の少ない、緩やかなスロープ
見学を終え質問中。「就業時間は?」「初任給は?」「通勤はどうされている?」
見学を終え、利用者さまからは、
「車椅子の方が実際に働く姿を見ることができて、とても参考になった」
「障害のある方もない方も一緒に働いていて、いい意味で“普通”だった!」
「会社の雰囲気が明るくて良かった」
などの感想が聞かれました。
これから就職を目指して訓練に取り組む利用者さまにとって、とても良い刺激になったようです。
ホンダ太陽株式会社の皆さま、このたびは温かく迎えていただき、誠にありがとうございました。
最後に記念写真を撮りました