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【就労定着支援センター】自力での通勤に向け車の改造などを支援!

手の障がいのため、このままではドアが開けられません
改造を終えたAさんの車両。Loopのスタッフの方から教わります

障害者支援施設「にじ」で就労移行支援の訓練を終え、令和元年9月より復職されたAさん。

けがをする前に購入されていた自動車では車いすの積み込みが難しいため、ご家族の送迎で通勤されていました。

しかし、今後のことを考え、ぜひ自分で運転して通勤できるようになりたい!ということでご相談いただき、就労定着支援センターで支援することとなりました。

 

まず、車いすを変更するか改造車にするか、ご自分で通勤できるようになるための方法を一緒に考えていきました。

そして、福祉車両のカスタマイズなどをおこなっている株式会社Loop様に相談にうかがったところ、車いすはそのままで、車にリフトをつけることで積みこみができるようになることがわかり、改造車を購入することになりました。

 

Aさんは、両手機能と両下肢に障がいがあるため、ドアの開閉やリフトの操作、車の乗りこみなど、多くの点で工夫が必要でした。

でも「一人で運転して移動ができるようにしましょう。自分たちにできることはなんでもします!」という心強い言葉とともに、Loopのみなさまがたくさんの改造と工夫を加えてくださって、ついにAさんの車両が完成!

 

5年ぶりの運転で不安もあるので、別府リハの自動車運転コースで、久しぶりの運転に挑戦することになりました。

 

改造が完成した車両への乗り込みを練習するAさん
車いすをつける位置を確認

リフトで車いすを吊り上げます
リフトで車いすを吊り上げます

車いすがきれいに収まりました
別府リハの自動車運転コースで練習。車いすもきれいに収まりました

 

練習の成果で、Aさんは車いすの積みこみもスムーズにできるようになり、5年ぶりに運転席に座ることができました。

5年ぶりの運転席に座るAさん
5年ぶりに座る運転席です

 

雨の日の車椅子の積みこみをどうするかなど、まだ解決すべき点はあるものの、職場の駐車場についても上司の方にすでに相談し、通勤できる日はもうまもなくです。

 

障がいを持ちながら働きつづけようとすると、さまざまな課題に直面して、立ち止まってしまうこともあります。

わたしたちはこれからも、利用者のみなさまと一緒に考えて課題を一つひとつ乗り越え、前に進めるよう支援していきます。

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