私たちに
支援できること
自立した生活のために、自分でやれることを増やします。
自分の病気や障害を学び、理解するよう支援します。
社会で働くことをめざし、仕事の訓練をおこないます。
社会生活と就労に必要な自動車運転の再開を支援します。
「にじ」では、日々の訓練プログラムの中で利用者のみなさまお一人おひとりの「自立への目標」をみつけ、障がいを抱えながらも残存機能を活用して目標の達成をめざす「日常生活のリハーサルの場」として、より実践的なリハビリに取り組んでいます。
対象となる方
回復期リハビリテーション病棟を退院された方や地域で生活されている方で
- おおよそ18歳から65歳の方
- おおむねトイレが自立されている方
- 常時の医療行為の必要のない方
- 集団生活ができる方
- 障害者手帳をお持ちの方、または申請予定の方
(手帳をお持ちでない方はお気軽にお問い合わせください)
ご利用までの流れ
「にじ」ご利用の開始にあたっては、「『にじ』利用開始の手続き」と「市町村の障害福祉サービス利用開始の手続き」を同時におこなっていただく必要があります。
- 「にじ」の利用をお考えの場合、まず「にじ」に利用相談のお電話をいただきます
(担当ソーシャルワーカーやご本人ご家族から)。 - ご利用に向け、市町村に障害福祉サービス利用を申請します
(市町村の手続きには1.5か月~2か月と時間がかかります)。 - 実際に「にじ」の見学をしていただきます。その後面談をおこないます
(見学と面談とを同時におこなう場合もあります)。 - 同時進行で、相談支援事業所が「にじ」の利用についての計画書を作成し、市町村に提出します。
- 面談の結果「にじ」の利用が決定するとともに、市町村から障害福祉サービスの支給が決定されれば「にじ」の利用開始となります。
お問い合わせ先
利用担当窓口
0977-67-1716(直)
月曜日~金曜日 8時20分~17時20分
利用開始から自立まで
「にじ」では、障がいがあっても残された機能で充実した生活が実現することをめざし、利用者のみなさまお一人おひとりに合わせたプログラムを作成し、実践的なリハビリを段階的に進めていきます。
自立をめざす豊富な集団訓練
自立した生活をめざして、「にじ」ではスポーツ訓練や農園芸、パソコンなど30種類を超える訓練プログラムを実践しています。
たとえばスポーツ訓練では、ボッチャやバドミントン、フライングディスク、卓球・野球・風船バレーなど、多くのチームスポーツを取り入れています。利用者のみなさまお一人おひとりにはプログラムの一環として、会場や道具の準備・片づけもしていただくので、生活や仕事においてできることが増えていきます。
また、チームプレーをおこなうためには、時間やルールを守る必要があるため、スポーツを通して社会生活に必要なルールや対人スキルを学ぶことができます。
日中の活動量を増やす生活スケジュール
就労や自立した生活のためには、長時間活動できることが大切です。
そこで「にじ」では、まず日中の活動量を増やすために、自分の時間割にそって日中のほとんどを活動して過ごします。
「にじ」での生活すべてが将来に向けた訓練
就労や自立した生活のためには「何でも自分でする」ことが大切です。
「にじ」では、居室の掃除やシーツ交換、薬の内服管理まで、生活のすべての活動をご自身でできるようになることをめざして訓練します。
また、退所後の生活を想定して、調理や自動車運転のリハビリもおこなうことがあります。
就労をみすえた実践的訓練
「にじ」では自立訓練を終えると、パソコンや清掃作業など、就労をみすえたより実践的な訓練である「就労移行支援」によって、利用者の方が仕事を持って自立できるよう支援します。
「にじ」の施設内だけでなく、別府リハ内の売店や事務室、また障害福祉サービス事業所「みのり」(就労継続支援B型)でも実習をおこないます。
退所後もフォロー
「にじ」退所後も、OB会や職場訪問など、就労のフォローをおこないます。
「にじ」の各スタッフがおこなう支援
「にじ」にはさまざまな職種のスタッフがおり、利用者のみなさまお一人おひとりに対し、専門性を生かした支援をおこなっています。
相談支援員
入所中の生活相談や年金や生活保護など経済面での手続き、退所後の生活構築への支援や福祉サービス利用の手続き、ご家族への支援など、施設生活や社会復帰に向けた支援をおこないます。
保健室
地域生活をめざすために、ご自身の病気に関する知識やその対策の習得に向けた支援をおこなうほか、服薬管理や食事の指導など、利用者ご自身で健康管理をおこなえるよう支援します。
介護福祉士
入浴・排泄動作・掃除・洗濯など生活全般についてご自身でできるよう、自立に向けた支援をおこないます。
社会生活の自立度評価表(SIM)結果公表
SIMとは
社会生活の自立度評価表(SIM:Social Independence Measure)は、障害福祉サービスの自立訓練事業における評価基準の指標として、令和2~3年度厚生労働科学研究費補助金障害者政策総合研究事業の「障害者に対する社会リハビリテーション支援プログラム及びその評価手法開発に関する研究」の中で開発されました。
自立訓練では「体調を整える力」「基礎体力」をつけ、さらには「日常生活の力」「社会生活の力」の向上を目指し、様々なプログラムを提供し、社会参加に向けた支援をおこなっています。
「にじ」で提供している標準的な訓練プログラム及びSIMの結果を以下に公表します。
就労定着支援センター
障がいのある方が、雇用された企業などで就労を継続できるよう、関係者との連絡調整や雇用に伴い生じる日常生活または社会生活を営む上でのさまざまな問題に関する相談による課題の把握、指導および助言その他の必要な支援などをおこないます。
利用の対象となる方
就労移行支援、就労継続支援、生活介護、自立訓練のご利用を経て一般就労されて6か月が経過した障がいを持つ方で、就労にともなう環境の変化によって生活面や就業面に課題が生じている方が対象となります。
サービスの内容(例)
- ご本人への相談支援(日常生活面・社会生活面の課題の把握と支援)
- 企業や関係機関などとの連絡調整および支援
よくある質問(にじ)
利用について
集団生活ができる方で、生活動作の自立を目指す方が対象です。
具体的には、以下のとおりです。
回復期リハビリテーション病棟を退院された方や地域で生活されている方で、
■おおよそ18歳から65歳の方
■おおむねトイレが自立されている方
■常時の医療行為の必要のない方
■集団生活ができる方
■障害者手帳をお持ちの方、または申請予定の方
「にじ」には病院のような医療設備がなく、処置などができないことからご利用になれません。
脳出血や脳梗塞、くも膜下出血などの脳血管疾患、いわゆる脳卒中後の方が多いです。ほかに、交通事故によるけがや脊髄損傷の方などもいらっしゃいます。
お問い合わせ後、見学や利用面談があり、同時に市町村の手続きもしていただくため、利用開始までおおよそ1.5か月~2か月かかります。
前年度所得に応じて訓練の自己負担額や食費・光熱水費を市町村が設定します。1か月で0円~7.5万円程度です。
入所後の生活について
利用期限は1年半から2年です。
50分ごとの訓練を6時限設定しています。自立した生活や就労をめざすには長時間活動できるようになることが大切なため、「にじ」では1日4時限以上を目安に時間割を組んでいます。
入院患者、入所利用者のみなさまにより快適に療養していただくため、無料Wi-Fiをご利用になれる環境を整備しております。
お手持ちの無線LAN機能(Wi-Fi)を搭載したスマートフォン、タブレット端末、パソコン等の機器を使って、無料でインターネットに接続できます。
法人内の利用可能場所に掲示しております利用規約に同意のうえ、同じ場所に掲示しております「SSID」「パスワード」を入力いただきご利用ください。
●無料Wi-Fiをご利用いただける場所●
【回復期リハビリテーション病棟エリア(東館3階)】
- 北側:A棟食堂、A棟ラウンジ
- 中央:浴室前多目的ホール
- 南側:B棟食堂、B棟ラウンジ
【にじエリア(東館2階)】
- 北側:食堂
- 西側:余暇室
- 南側:食堂
【にじエリア(東館1階】
- 中央:食堂
リハビリについて
病院のような個別療法ではなく、自主的に活動していただく集団訓練をおこなっています。残っている機能を活用して、ご自身でできることを増やします。
自動車の評価と訓練は、ご家族の同意があり、施設で定める検査結果が良好であること、規則を守った生活が可能な方を対象におこないます。くわしくは下記のページをご覧ください。
新規の免許取得訓練はおこなっておりません。免許センターで実施している自動車学校への入学判断に必要な、適正相談の診断書を作成する検査をおこなっています。また、当施設から自動車教習所に通われる方はいらっしゃいます。
その他
訓練の中で、利用者のみなさまに合った仕事を一緒に探していきます。