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【にじ】初詣に行きました

障害者支援施設「にじ」では、毎年恒例となってきている火売神社へ初詣に行きました。

車椅子の方はスロープから、杖の方は階段から上りお祈りをしました。



杖で階段昇降ができ、日頃の訓練の成果が出せました!

それぞれの願いを込めて、手を合わせました。

「手と足が良くなりますように」

「健康第一」

「自分は病気になってしまったので、両親の健康を祈りました」

「自動車運転の評価をパスできますように」

「仕事に戻れますように」

おみくじを楽しみにされている方もいらっしゃいました。

「吉かぁ…」

「私は小吉だった…」

笑顔で会話も生まれていました。



今年一年みなさんが、体調を崩すことなく、大きなけがをすることなく、ご自身の目標に向かって進んでいけますように!

にじに戻ってから、願いが叶うという四つ葉のクローバーのお守りを嬉しそうに見せていただきました。

【にじ】通所の利用者さまご紹介~トピアリー作り~

障害者支援施設「にじ」に週2回通所されているAさん。ご利用いただいてから早くも1年が経過しました。

Aさんは「パソコンが使えるようになりたい」というご希望をお持ちで、計画的にパソコンの扱い方やワード、エクセルの基礎を学ばれ、現在では応用的な事務作業もスムーズにおこなえるようになりました。


パソコンで手順書作り

「にじ」ではパソコンだけでなく、革工芸や手芸の訓練もおこなわれており、美術が得意なAさんの作品はデザインや色使いのセンスが光っています。そんなAさんから「にじ」の訓練での「トピアリー作り」の提案がありました。


Aさんが作った手順書

最初にトピアリーのサンプルを作成し、パソコンで手順書を作成し、両手が使えない方のための大きな洗濯ばさみでの固定方法など、さまざまなアイデアをスタッフに提案してくださいました。


洗濯ばさみを使って固定しました

そして「にじ」利用者さまのトピアリー作り当日、Aさんはスタッフとともにサポーターとして参加しました。参加者からは「とても可愛い」「完成したのが嬉しい」といった声が寄せられ、Aさんの熱意と努力が実を結びました。


丁寧に教えてくださいました

Aさんは施設生活中の「にじ」の利用者さまに少しでも楽しんでいただこうと、「トピアリーは身近な材料で作れ、飾るとその場が華やかになるんです」と語ってくださいました。


出来上がったトピアリー

Aさんの尽力に心から感謝いたします。本当にありがとうございました!

出来上がったトピアリーは今後も「にじ」の生活を彩り、大活躍してくれそうです。

【にじ】クリスマスリースを作りました

障害者支援施設「にじ」では、「受注作業」という訓練で、スタッフからの依頼を受けた軽作業を利用者さまが実施しています。

先日の受注作業では、クリスマスリースの作成をお願いしました!



主な素材は、公園で拾った松ぼっくりやどんぐり、農園芸で栽培した綿花などです。


それらを思い思いにリースの土台に貼り付けて、最後に赤いサンキライの実やリボンで飾り付けをすると、素敵なクリスマスリースができ上がりました。

これらのリースは、JA共済ビル(東京都千代田区平河町)のエントランスで開催される「JA共済マルシェ」で販売したり、「にじ」の廊下に飾ります。

個性豊かなリースが利用者のみなさまの目を楽しませてくれる日もまもなくです。

12月25日までクリスマス気分をみなさまと味わいたいと思います!

【にじ】健康教室「野菜の大切さについて知りましょう」を開催しました

障害者支援施設「にじ」では、11月28日に管理栄養士による健康教室を開催しました。

今回は、利用者みなさまの日々の食事摂取状況を踏まえ、野菜を摂取することの大切さについて知ってもらうことを目的としました。

まず、なぜ野菜の摂取が大切なのか?についてのお話をしました。

健康な身体をつくる、維持するには野菜の持つ栄養素(ビタミンやミネラル)、機能性成分(食物繊維)を十分に摂取することが大切です。

また、野菜は低エネルギーで満腹感が得られる食材であることからも、間食を減らし、肥満抑制にもつながることを紹介しました。

次に、実際の野菜を使用してクイズ形式で話を進めていきました。

「野菜の旬は?」⇒各種野菜の旬の時期を紹介。旬の野菜は栄養価が高い!

「どのような野菜にどのような栄養素が含まれているの?」⇒緑黄色野菜と淡色野菜についてをご紹介!

「1日に摂取すると良いとされている野菜の量の目安は?」→350g!

知っているようで知らない野菜のクイズに会場は盛り上がりました。

350gの野菜ってどの程度のものか???量りにかけて体感してもらいました。

終了後、利用者のみなさまからは、「野菜の旬が勉強になりました」「わかりやすかった」といったご感想をいただきました。

利用者のみなさま、これからも施設で提供するお食事、野菜も残さず召し上がってくださいね!

【にじ】余暇時間の充実に向けて~グローバルタワー・別府公園へ外出練習~

生活の自立や社会参加のための訓練は大切ですが、余暇時間を充実させることも生活の豊かさに繋がります。

今回は別府市内にあるグローバルタワーと別府公園に出かけ、公共施設利用の練習や公園で散歩をして、ゆっくり過ごしました。

タワーは初めての方も多く、みなさんワクワクしていました。

片麻痺の方は片手での支払いに大変苦労されることも多いですが、あらかじめ障害者手帳と料金を準備しスムーズに入場することができました。


障害者手帳を提示することで公共施設の利用が割引になることが多いです

お天気にも恵まれ、別府の街が一望できました。利用者のみなさんも見晴らしの良い景色に会話が弾んでいました。


その後、別府公園に移動し園内をゆっくり歩いて秋の景色を見てまわりました。

いつもの訓練よりも長い距離の移動でしたが、笑顔で頑張っていただきました。

公園を出たところにコーヒーショップがあり、最後は感染対策をふまえ屋外のテラス席にてコーヒーで至福の一杯。もともとコーヒーがお好きな方もいて本格的な味になつかしさを覚えていたようです。

参加されたみなさんが少しでも気分転換になっていると嬉しいです。

今後も、利用者のみなさんが喜ぶレクリエーションを企画して、メルマガでお届けしたいと思います。

【就労移行支援】~就職に向けた実習。そして、就職が決まりました!~

今回は、障害者支援施設「にじ」就労移行支援の、就職活動の様子をご紹介します。

自宅から作業所に通い福祉就労されていた20代のAさん。単身生活と一般就労を目指し、「にじ」の利用を決意されました。

まずは「生活の自立」です。初めて自宅を出て、ご自身で部屋の清掃や洗濯などをおこないました。

そして「就労」の訓練です。Aさんよりも大人の利用者のみなさまと一緒に清掃作業などをおこないます。

苦手なこともいくつかありましたが、少しずつ克服していきました。不安なため「できない」と言ってしまうこともありましたが、「練習してみる」と頑張ることも増えました。

就職活動のため、ハローワークに求職登録に行きました。履歴書を書き、面接の練習をおこない、正装して企業見学に行くなど、一般就労への準備を進めます。

そして、念願の就職に向けた”実習”をすることができました。緊張しましたが、ひとつひとつの仕事に一生懸命取り組みました。実習先のスタッフのみなさまも、やさしく丁寧に業務のご指導をしてくださいました。


タオルを丁寧にたたみます


椅子を拭いていきます


洗濯機の使用方法を教えていただきます

この12月からAさんは目標を叶え一般就労することになりました!

私たち「にじ」スタッフも、Aさんの出発を(半分親の気持ちで、、、心配しながらも)心から応援しています。

そしていつか、もう一つの目標「単身生活」も叶えてほしいと願っています。

【にじ】健康教室「陥入爪予防とテーピング方法」を開催しました

障害者支援施設「にじ」では、11月6日に看護師による健康教室を開催しました。

今回の健康教室のテーマは『陥入爪(かんにゅうそう)予防とテーピング方法』についてです。

興味のある利用者さんが健康教室へ参加してくださいました。


まずはじめに、看護師より、巻き爪(陥入爪)の原因とは??について説明をおこないました。

1.深爪 、2.足に合わない靴、3.浮き指、4.外反母趾・強剛母子、5.オーバーサイズネイル、6. その他(ケガや体重増加等)このように多くの原因があると言われています。

つづいて、巻き爪予防のマッサージを実践しました。マッサージは血行を良くするために効果的です。


巻き爪予防につながる爪の切り方については、絵を見ながら切り方の説明をしました。利用者のみなさま真剣に絵を見ながら聞いてくださいました。

つづいて、陥入爪へのテーピング方法についてです。手作りの指の模型を使ってテーピングの実践です。


指の模型は発泡スチロールと厚紙で出来ています

麻痺がある方もテープのはがし方から練習しました

セロハンテープで固定をしているので、練習は何回でも可能です

みなさまの感想として、「巻くのは難しい」「自分で巻く練習ができてよかった」などのお声をいただきました。

利用者さん同士で、意見を交換しながらよりよい方法を相談しながらテーピングをしていきました。

また次回の健康教室も楽しみにしていてください!

【就労移行支援】高次脳機能障害と向き合った日々

障害者支援施設「にじ」を10月に退所し、グループホームでの生活と就労継続B型事業所での就労がスタートするAさん。

長い「にじ」でのリハビリ期間は、脳卒中の後遺症の“高次脳機能障害”と向き合った日々でした。

高次脳機能障害には目に見えない様々な障害があります。Aさんは注意障害があり、手芸訓練のクロスステッチ刺しゅうでは、縫うところを見落としたり、布の裏面で糸がもつれるなど、苦労されましたが、継続して続けることで、ミスなく刺しゅうを縫い終えることができるようになりました。

注意力が向上した証です。


クロスステッチ刺繍でクッション作成

書字では文字が小さくなり、乱れがちでした。マス目のある大きなノートを使用し、就労での訓練内容や振り返りを毎日メモにとる作業が繰り返されました。

多くの時間と労力を重ね、少しずつ読みやすい、大きな文字が書けるようになりました。


ノートに就労業務を記入しました!

遂行機能障害や記憶障害の影響で、計画的にお金を使うことが難しく、気が付かないうちに多くのものや、同じものを買ってしまうことがありました。

家計簿をつけて、支援員と一緒に金銭管理に取り組みました。退所後の生活スタートのために、少しずつ貯金もできるようになりました。


毎月の家計簿です

途中、訓練の長さにつらくなることもありましたが、いつも支援者の言葉をしっかり受け止め、ご自身の障害について向き合ってこられたAさん。

高次脳機能障害のために、誤解されることや思い通りにいかないこと、諦めなければならないことも多くあったと思いますが、ご自身の後遺症を理解し、努力をし続けました。決して簡単なことではありません。

周りの人を責めることもなく、ご自身の課題として受け止められる姿に、私たちも支援者として背中をおされました。

そんなAさんの新生活を応援しています。


就労移行の訓練で使用した腕章や名札

引っ越しの準備です。たいへんでした!

【にじ】退所後の生活に向けた準備-「体操」訓練のご紹介-

10月から就職が決まったAさん。単身生活が始まる2か月前から、「体操」訓練を始めました。

1つ目は、「床からの立ち上がり」訓練です。一人暮らしのため、万が一転倒しても一人で立ち上がらなくてはなりません。

床に座り込み、何度も何度も立ち上がりをおこない、体で覚えていきます。今では近くに掴まるものがなくても立ち上がることが可能となりました。


何度も何度も繰り返しおこないます

2つ目は、「階段昇降」訓練です。「にじ」入所中は、施設内がバリアフリーのため、段差のない環境での生活でした。これからの地域生活では、ちょっとした段差はいくらでもあります。

体の動かし方、体重移動など、これも体で覚えていきます。手すりがあるところは必ず使うようにお伝えしました。


手すりをしっかり掴みます

3つ目は、「体のメンテナンス」を自分でおこなう訓練です。就職後はリハビリを受ける時間がほとんどなくなります。

仕事では、特に片麻痺の後遺症のあるAさんにとって、非対称の姿勢での業務を続けることとなります。麻痺側の手足や腰など、ご自身でストレッチをする習慣をつけておきます。


資料を見ながら覚えます

10月になり、Aさんの仕事がスタートしました。約4年ぶりの社会復帰です。「にじ」の「体操」訓練を思い出し、体調に気をつけて業務に励んでくださいね!


就職後の様子

【就労定着支援】食事指導をおこないました

今回は、就労定着支援ご利用のA様のグループホームへ管理栄養士が訪問し、食事指導を兼ねた『簡単焼きそば』作りをおこないました。

実際にA様が生活をしている場所でおこなうことで、わかりやすくご支援できたと感じています。


グループホームのキッチンを借りました!

まずいつも利用しているお店に行き、食材を一緒に選んでいきます。

包丁を使わず、レンジを使用するレシピに必要な材料をお伝えします。(カット野菜、麺、ソーセージ、ソース)



レンジで温めるだけです!!

グループホームの台所をお借りして、レシピを見ながら台所にあるレンジやお皿、ラップを利用して一緒に作りました。

A様からは、「これなら自分でもできそうだ。今度作ってみる」とお言葉をいただきました。


おいしそうな焼きそばが出来上がりました

後日、実際にA様がご自身で作った焼きそばの写真を見せてくださいました。また、自分でアレンジして他の料理もされていました。

グループホームの食事提供のない土・日の昼食は、カップラーメンやパンで済ませることが多いA様。食生活を改善し、体調管理も就労継続には大切なことです。

今後も管理栄養士の視点でより良い食生活のためのアドバイスができればと思います。

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